2016年1月7日木曜日
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【委員連載⑭】 さんすうと教育

 僕は大手進学塾Aで,中学受験の算数を教えている.もちろん高々学習塾であるし,徳宮君が論じた教育とは重みの違いは明白だ.  それでも僕は,彼の文章を読見,自分の塾講師の経験を思い返してみた.  僕が教えている算数は中学受験対策用ではあるが,僕自身その延長線上を専門とし...

2015年11月15日日曜日
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【委員連載⑬】 ことばを教える

23:25

 文化大革命が勃発した北京では、あらゆる授業はボイコットされ、教師は「紅衛兵」の学生に吊るし上げられ、暴行を受けた。この秩序破壊はしかし反社会的な運動として行われたのではなく、毛沢東思想、革命、「造反有理」の名のもとに正当化されたものだった。  この状況をある種のディストピア...

2015年10月18日日曜日
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【委員連載⑫】 無題6

 森岡浩之の 『夢の樹が接げたなら』 という短編集に「ズーク」という作品が収録されている。この作品で登場する言語(あるいは方言)には普通名詞が存在しない。原則として全ての名詞は固有名詞であって、例えばある少年の《右手》と、別の少年の《右手》には互いに異なる、固有の語が割り当てら...

2015年10月4日日曜日
【10月7日】家族について【イベントのお知らせ】

【10月7日】家族について【イベントのお知らせ】

(著作者:Luxt Design) こんにちは。宮田です。 みなさん、家族について考えたことはありますか? いや、分かっていてわざとらしく疑問文にしているのです。家族について考えたことがない、という人はおそらく一人もいないのではないかと思います。 ...

2015年9月9日水曜日
【委員連載⑩】 秩序と余白

【委員連載⑩】 秩序と余白

前回、吉村君は三村君の記事を批判していた(たぶん)。しかし吉村君は三村君の文章の主旨を読み誤っていると思う。今回はその点を検討するのではなく、余白に思いを巡らしてみたい。ちなみにひとつの問いを立てておくことができるだろう。吉村君は三村君の文章を読み誤っており、しかし一方で...

2015年8月26日水曜日
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【委員連載⑨】 非言語賞揚批判の持つ文学的横暴

 この連載、細胞を飼う話から突然言葉の話になったり、流石に脈絡が薄すぎではないかという気がする。もう少し内容的に繋がるように書いた方が良いんじゃないかと思うのだが、それはさておき。三村氏の記事は文学系特有の横暴があるような気がするのだな。確かに氏の言うよう、言葉は大事なのだが、...

2015年8月10日月曜日
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【委員連載⑧】 言葉を養ふ

 細胞と同じやうに、言葉もまた毎日慈しみ世話をしてやらなければやがて枯れてしまふ。ポーランドに来て一週間ほどになつた時、どことなく言の葉が萎れてきたやうに感じた。これは一つには會話しかしてゐなかつたためであると思はれる。ある夜スタニスワフ・バランチャクの詩の朗讀會があつて、それ...

 
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