人生の中で忘れえぬ一時期といふものがあるのだらう。しかしその時期の前と後とで自分に變化があるとは限らない。『貴族の巣』のラフレツキーは、物語の終つた後、以前の人生に戻つて行つたと思はれる。『父と子』のアルカージーは結局善良なる紳士として死んでいつたであらうし、『アーシャ』の語り手...
2014年7月31日木曜日
2014年7月22日火曜日
2014年7月18日金曜日
東博東洋館 明代の書
東京國立博物館の東洋館には現在明代の書が展示せられてゐる。そ の中でも陳烈といふ人物の書は、文徴明死して後に没落の道を辿つ た呉派の殘照を見るやうで興味深い。字の形は文徴明や祝允明とさ ほど變はらないのであるが、構成及び雰圍氣が弛緩してゐる。その 原因としては色々考へられる。一つ...
2014年7月14日月曜日
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