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2015年5月6日水曜日

『新論説集「マージナリア」第4号』合評会に向けて


こんにちは。運営委員代表の宮田です。
皆様はゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。天気が良いとそれだけで得をしたような気分になりますね。5月6日は立夏、気温の高い日が続いていますが、いよいよ暦の上でも夏を迎えます。

  さて、3月発行の『新論説集「マージナリア」第4号』ですが、おかげさまで好評をいただいております。その第4号の合評会が、5月10日(日)に開かれます。

  時間・場所の詳細はこの記事の一番下に載せていますので、ご確認ください。
  参加される方は、できればリンク先のfacebookイベントページ( https://www.facebook.com/events/1572451306358773/ )に、「参加」の登録をお願いいたします(この記事へのコメントでご連絡いただいても構いません)。その他にはとくに、参加のための登録など必要ありません。直接お越しいただければと思います。
  また施設利用費として、ひとりあたり200円ご負担いただきます。ご協力お願いいたします。


  ここでは合評会の内容について、すこしご紹介しようと思います。


  今回の合評会では、第4号収録の六つの企画について、参加者の皆で読み、考えます。
  六つの企画とは、具体的には以下のものです。

  • Define your discipline.
  • 6冊書評
  • テーマ論説「自由」
  • 短評
  • 闇鍋読書
  • 写真と詩「300年のヒント」

  もちろんこれらの企画は、ひとりで読んで面白いものです(と私は思います)。基本的には「各々が自分の好きなように読む」ということだけで、雑誌は意味を持つでしょう。
  しかしそうだとすれば、「共に読む」ということには、どういう意義があるでしょうか。そこで何ができるでしょうか。感想を共有する? あるいは分からないところを確認しあう? それは本当に「共に読む」ことなのでしょうか。「読む」ということの意味を、もうすこし広げて考えられるのではないでしょうか。

  今回の合評会では、試みに、それぞれの企画について「問い」を用意しました。べつに答えを確定しようというつもりはさらさらありません。むしろ問いを検討することが必要でしょう。ただ、その「問い」をめぐって考えることで、「共に読む」という可能性の一端に触れられるだろうと思っています。
  それぞれの企画と、用意した問いをここで紹介しておきます。


  • Define your discipline.
あなたの学問・専門を200 字/ 50 words 以内で定義してください。寄稿できる文章の数は1人あたり3編までです。
          問い:「学問の分類/定義は可能だろうか? またそれにはどんな意義があるだろうか?」

  • 6冊書評
題名に「自然に関わる単語2つ」を入れ、2400字/ 600 words 以内で、そのお題に沿って6冊の本を紹介する。
          問い:「複数冊の本を紹介するということには、どういう意義・効果があるだろうか?」
                  「マージナリア第4号を他の本と併せて紹介するとすれば、どんな本を選ぶか?」

  • テーマ論説「自由」
どのように書くかは自由です。書き方が自由であることを考慮しながら、自由について書いてください。字数は4000 字/ 1000 words 以内とします。
          問い:「“自由”として一貫して言われているものは何だろうか?」
                  「自由について何かを語ることは、どういう意義を持つだろうか?」

  • 短評
あなたは今広い牧場にいます。牧場にはたくさんの羊たちが飼われています。羊たちは自分の背丈程度の柵に囲まれて牧草地の中でのんびりと暮らしています。すると、3 歳くらいの子供がやってきて、あなたにこんな質問をしました。その子は真剣に悩んでいます。その質問に対して600 字/150 words 程度で答えてください。
          問い:「いろいろな答え方があるが、一貫した「答え」の条件は見出されるだろうか?」

  • 闇鍋読書
自分の専門や思考を上手く体現していて、かつ非専門家でも苦労せずに読めるような本を1人1冊選び、参加者間でランダムに交換する。その後、感想文をおおよそ1200 字/ 300 words 以内に書く。
          問い:「分野ごとに本の読み方や思考方法が異なるのだろうか?」(分野とは?)
                  「分野ごとに本の役割は異なっているかもしれない。それはどういうものだろうか?」


  • 写真と詩「300年のヒント」(文・おさないひかり/写真・川上向子)
(見開き2ページに、写真と詩の合作を投稿していただきました。)
          問い:「この作品は、論説のように「何かを言っている」のだろうか?」
                  「写真と詩はどのような関係にあるのだろうか?」


「問い」は、あくまで出発点にすぎません。とはいえ共通の出発点から、共に歩むことを可能にするものではないか、と思われます。どこへ行き着くかは、実際にやってみなければわかりません……。

  いかがでしょうか。当日、第4号を皆様と「共に読む」ことができれば、と思っております。まだ読んでいない、手に入れていないという方も、お気軽にご参加ください。冊子も数部用意いたします。

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【日時】
5月10日(日) 13:00 開室、13:10 開会
                   17:00 閉会

【場所】
文京区役所区民施設 「アカデミー千石」2階、学習室B
「アカデミー千石」のアクセスは以下のリンクを参照。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1994

【参加費】
施設利用料として、ひとり200円ご負担いただきます。よろしくお願いいたします。

【参加資格】
どなたでも歓迎です。
できればこちら( https://www.facebook.com/events/1572451306358773/ )から「参加」の登録をしてください。
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(宮田)

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