私はかつて、こんなことを書いている。 バレエ音楽はあくまで、入り乱れる肉体の饗宴に花をそえる存在である。その舞踊を垂涎(すいぜん)ものの美味佳肴(びみかこう)にたとえるなら、その音楽は匂いやかなる薫香である。バレエ音楽の鑑賞において、この点を過ってはならない。 噛みくだい...
【連載】前号への評 第11回 三村一貴 Kazuki Mimura 『これをおもへば』『これをおもふは』
新論説集「マージナリア」運営委員会編集部です。年の瀬いかがお過ごしでしょうか。すこし前のことですが今年の漢字が「税」と発表されました。「税」ではなんとも 味気ない気がしますが、皆様にとってはどのような一年だったでしょう。 第11回の今回は、 三村一貴 (...
News! (2014/12/19)
▶ Here comes Marginalia No.4! PMC (Project Marginalia Committee) started working on the next number of Marginalia, and for the fi...
秘密基地College 【リンク】
▲ Click on the image and jump! 秘密基地COLLEGEとは? (リンク先より引用) 自分の大学だけでは幅広い分野が学べない。 大学の枠を越えて様々な人と議論がしたい。 授業は大講義。でもスポーツでもプロジェクトでもなく、学び...
【連載】前号への評 第10回 宮田晃碩 Akihiro Miyata 『待続――持続の代わりに』
新論説集「マージナリア」運営委員会編集部です。列島各所の豪雪をニュースに聞き、穏やかならぬ冬をひしひしと感じております...。皆様の御無事をお祈りします。 第10回の今回は、 宮田晃碩 (みやたあきひろ, Akihiro Miyata)『待続――持続の代わりに』 ...
【連載】前号への評 第9回 徳宮博文 Hirofumi Tokumiya 『『真理への「病」』と題されたメモ書き』
新論説集「マージナリア」運営委員会編集部です。東京あたりは冬紅葉もだいぶまばらになり、豊かに陽を透かすのが美しいような寂しいような趣です。 第9回の今回は、 徳宮博文 (とくみやひろふみ, Hirofumi Tokumiya)『『真理への「病」』と題されたメモ書き』 へ...
【連載】前号への評 第8回 大場悠大Yudai Oba 『宙ぶらりんの記憶』
新論説集「マージナリア」運営委員会編集部です。めっきり冷え込んでまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。(私は風邪を引いておりました...) 今回から第22回まで、 第3号 より「前号への評」を掲載いたします。 第2号 には多くの力作が収録されただけに、それ...
2014.10 - 新論説集「マージナリア」No.3
Marginalia No.3 First published in October 2014 by the Project Marginalia Committee (PMC) Contents/Author From the Direc...
「東京大学コーロ・ソーノ合唱団 第61回定期演奏会」
なんということだろう。いまや人間の輝きがすべて降り注ぐような気がする。合唱の意味はここにあったのだ。言語が一なるものを求める、その張りつめた静寂が大音響で、人の体を迸る――。 歌唱の巧拙は私にはよくわからない。歌について常々思うのは、それがいくつかある芸術の分野の...
The External World
No words, no thoughts. "The External World", an animated film made by David Oreilly, shows what it means - it is only by watching...
日本語で医学を学ぶこと
今日、医学部の図書館には当たり前のように日本語の医学の教科書が並んでいる。「岡嶋解剖学」「戸田微生物学」「朝倉内科学」……これらのテキストは版に版を重ね、スタンダードな教科書としての評価を獲得している。私を含む日本の医学生はこうした教科書を通じて ( あるいは間接的に参考...