「コンテクスト別」という題名に惹かれた方も少なくないと思います。新論説集「マージナリア」はコンテクスト、つまり文脈という観点からみると、非常に変わった雑誌です。というのも、1つの号で記事が完結しないのです。
これはつまりどういうことでしょうか。これはよくある「連載」とも違います。たとえば、第A号に編集太郎さんが書いた「自由投稿」が載りますよね。そうすると、次の第A+1号では、それに対する「二次的な文章」が書かれるわけです(第3号までは、『前号への評』もそれぞれの記事に対して書かれていました)。さらに、第A+2号では、その「二次的な文章」に対して「三次的な文章」が書かれるわけです。このように、1つの文章をめぐって複数の著者が書き合うところにこそ、マージナリアのスローガンである、「理・文・芸を書きめぐる」ためのミソがあります。
- 例
- 編集太郎『マージナリア』 ← 第1号に掲載
- Phase 2:校正二郎 ← 第2号に掲載
- Phase 3:出版三郎 ← 第3号に掲載
- 前号への評:広報一彦・運営弥太郎 ←第2号に掲載
このページでは、こうしたコンテクストごとに各文章を整理しました。いくつかの文章はオンライン上でも読むことができます。
Marginalia No.1
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- 宮田晃碩『学問的文脈について』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:小田拓弥・田中涼介
- 渡来直生『現代仮名遣いの問題點』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:三村一貴・山口隆成
- 鷲見雄馬『繋愁録』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:徳宮博文・三村一貴
- 三村一貴『時字考』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:宮田晃碩・吉村勇志
- 日野公純『断章的序説 ―笑い―』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:小田拓弥・田中涼介
Marginalia No.2
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- 大場悠大『宙ぶらりんの記憶』
- Phase 2:鷲見雄馬
- Phase 3:―
- 前号への評:三村一貴・宮田晃碩
- 徳宮博文『『真理への「病」』と題されたメモ書き』
- Phase 2:吉村勇志
- Phase 3:徳宮博文
- 前号への評:日野公純・宮田佳歩
- 宮田晃碩『待続――持続の代わりに』
- Phase 2:鍵谷怜
- Phase 3:宮田晃碩
- 前号への評:石丸恵彦・三村一貴
- 三村一貴『これをおもへば』『これをおもふは』
- Phase 2:宮田晃碩(2篇)
- Phase 3:三村一貴
- 前号への評:鷲見雄馬・徳宮博文
- 大江弘之『若者と大東亜戦争』
- Phase 2:吉村勇志
- Phase 3:大江弘之
- 前号への評:徳宮博文・宮田晃碩
- 大川内智海『自然言語の意味論に関する2つのノート』
- Phase 2:高橋忠宏
- Phase 3:大川内智海
- 前号への評:宮田晃碩・吉村勇志
- 鍵谷怜『二重奏の愛 ――アルチュール・ランボー「錯乱Ⅰ」』
- Phase 2:三村一貴
- Phase 3:鍵谷怜
- 前号への評:石丸恵彦・宮田晃碩
- 吉村勇志『工学と社会の在り方について』『工学とその安全性、原子力等について』
- Phase 2:徳宮博文
- Phase 3:吉村勇志
- 前号への評:鎌田淳・宮田晃碩
- Hani Andary "American's value for personal opinion"
- Phase 2:Jonatan Bulo
- Phase 3:Hani Andary
- 前号への評:宮田晃碩・鷲見雄馬
- Jonatan Bulo "Talk to ladies, Watch the Vlogbrothers and Learn English!"
- Phase 2:大場悠大
- Phase 3:Jonatan Bulo
- 前号への評:宮田晃碩・鷲見雄馬
- Simone Koers "And God saw that it was good"
- Phase 2:Jonatan Bulo
- Phase 3:Simone Koers
- 前号への評:三村一貴・鷲見雄馬
- 鷲見雄馬 "Against translation"
- Phase 2:大川内智海
- Phase 3:鷲見雄馬
- 前号への評:Brooke Newman, 三村一貴
- Emelia Dawson "Narrative truths on medical marijuana"
- Phase 2:Jonatan Bulo
- Phase 3:―
- 前号への評:宮田晃碩・水口智仁
Marginalia No.3
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- 吉村勇志『倫理とコミュニケーション』
- Phase 2:水口智仁
- Phase 3:吉村勇志
- 前号への評:―
- 水口智仁『技術者の倫理と医学教育に関する論考』
- Phase 2:石川夏子
- Phase 3:水口智仁
- 前号への評:―
- Brooke Newman ""Ephemeral" It means 'which is in danger of speedy disappearance.'"
- Phase 2:Yuma Sumi
- Phase 3:Brooke Newman
- 前号への評:―
- 徳宮博文『謎の書き方』
- Phase 2:鷲見雄馬
- Phase 3:徳宮博文
- 前号への評:―
- 三村一貴『論語註 其一 附 序詞』
- Phase 2:宮田晃碩
- Phase 3:三村一貴
- 前号への評:―
- 鷲見雄馬『自然と音楽』
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:石丸恵彦・根本卓也
- 林泰志『日本語で医学をまなぶこと』
- Phase 2:―
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- 前号への評:Mariko Kondo・中川桂
- 川上尚子 “Synchronicity”(写真企画)
- Phase 2:―
- Phase 3:―
- 前号への評:徳宮博文・鷲見雄馬
- 第3号への総評
- 鎌田淳
- 近藤悠歩
Marginalia No.4
- To be announced
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